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そのまま食べると危険な食材 症状に「ゾッとした」「家庭にもある」

By - grape編集部  公開:  更新:

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白インゲン豆

※写真はイメージ

5月から旬を迎える『白インゲン豆』。煮込んだり白あんにしたりと、幅広い調理法で楽しめます。

白インゲン豆は、筋肉作りに欠かせないタンパク質や、腸内環境の改善に役立つ食物繊維を豊富に含む、栄養価の高い食材です。

しかし、白インゲン豆を生のまま食べてしまうと、健康被害が起きる可能性があることを知っていますか。

本記事では、白インゲン豆を楽しむ際の注意点と正しい下処理の方法を紹介します。

白インゲン豆は生のまま食べないで!

白インゲン豆をスプーンですくう様子

※写真はイメージ

北海道で盛んに栽培されている『白インゲン豆』。乾物や缶詰の状態のものをスーパーマーケットでよく見かけますが、生のまま販売されていることもあります。

さまざまな事故や事件の情報を発信している、東京都保健医療局のウェブサイトでは、白インゲン豆について次のように注意喚起していました。

生のまま食べると、インゲン豆に含まれる「レクチン」という糖結合タンパク質が原因でおう吐、下痢等を起こすことがあります。

東京都保健医療局 ーより引用

白インゲン豆を生のまま、あるいは加熱不足の状態で食べると食中毒を引き起こす可能性があるそうです。

原因は、白インゲン豆に含まれる『レクチン』という糖結合タンパク質。レクチンは、生や加熱不足の状態でも活性を保つため、毒性として作用します。

多くの場合、摂取後1〜3時間以内に酷い吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などの症状が出るとのことです。重篤化することは稀ではあるものの、安全に食べるためには十分に加熱するか、加工品を購入するなどしてください。

特に、子供がいる家庭は要注意。子供がうっかり生の白インゲン豆を口にしないよう、手の届かない場所で保管しましょう。

白インゲン豆の下処理法

たくさんの白インゲン豆

※写真はイメージ

毒性のある『白インゲン豆』を安心して食べるためには、正しく下処理をおこなう必要があります。

まず、白インゲン豆をたっぷりの水に浸してひと晩おきましょう。浸水させる理由は、水分を浸透させて豆全体に火が通りやすくするためです。また、浸水によりレクチンも減少させられます。

浸水後、鍋で30分〜1時間煮ましょう。十分に加熱したら火を消し、鍋に入れたまま冷まします。

あとは、ゆで汁と一緒に冷蔵保存すれば下処理完了です。ゆで汁と豆を別にして、冷凍保存するのもよいでしょう。たっぷりと煮ておいて冷凍保存すれば、料理の時短にもつながります。

サラダやスープ、キーマカレーなどに入れれば、手軽にタンパク質や食物繊維が摂取できるので、子供の偏食に悩む家庭にもおすすめです。

食中毒の原因である『レクチン』を分解するには、十分な浸水と加熱がポイント。白インゲン豆が十分加熱されて、柔らかくなったことを確認してから食べてくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
東京都保健医療局

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